2010/08/11

1日目-7 合戦沢の頭から燕山荘へ1

右向こうに燕山荘と燕岳が見え隠れする。
ここまで来れば高度を増すごとに見えてくる遠くの山々。そして近くには高山の花々。2000年にこの辺りで見事なお花畑を見たが、数年に一度の確率らしい。残念ながら今年は当たり年ではなかった。
合戦尾根の地図はこちら
目を上に転じると、北燕から東沢岳へと続く尾根も見えた。
その年は中房温泉に泊まり、翌日合戦尾根から燕・北燕へ、続いて東沢乗越から中房温泉へと日帰り登山をした。北燕までは景色と花が楽しかったが、東沢乗越への道はかなりのものだった。やっと着いた東沢乗越からの下山路は、100mくらい登り返したりととんでもなく、中房温泉に戻った時には夕方で、中房温泉にもう1泊することになった。
温泉の人に「お花畑でゆっくりしてしまうと下山が遅くなるんですよ」と言われたが、今回は燕山荘泊まりなので、花が少なくてもゆっくりと探して歩ける。
そして、東を向くと妙高・黒姫・飯綱の上越の山々。戸隠はよくわからない。
歩いても歩いても同じような道と斜面が続く。この先は右カーブ。たまには左に振ることがあるが、ほぼ右へ右へと歩いて燕山荘に近づいていく。
左側に目が向くこともある。常念山脈が少し切れこんだところから槍ヶ岳の姿が見えた。
槍・大喰・中岳あたりまで出てきた。大下りの頭からはキレット状に凹んでいるので、ここからは槍ヶ岳がよく見える。今年は残雪が多いなあ。
大下りの北側の奇岩は蛙岩(げえろいわ)?
また岩のごつごつした岩場になったが、その左側が登山道だった。歩き易い。
燕山荘・燕岳・北燕岳の稜線が大きく見えてきた。
なかなか燕山荘に近づけない。のんびり歩いているので、どんどん追い越される。
餓鬼岳の向こうに鹿島槍雲が多いので、遠くの山は無理かと思っていたが、後立山連峰まで見えた。
鹿島槍ヶ岳は標高2889m。南峰(左)と北峰(右)の双耳峰がはっきりと見える
この区間の花

※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)