2010/08/22

2日目-5 大下りの頭から下って登り返す

大下りの頭からのぞき込む。このくぼみのおかげで合戦尾根からが見えた。
向こうの斜面を見てもなだらかだが、『ヤマケイ アルペンガイド7』は、ここから大下りと呼ばれる約100mの下降で、砂礫帯を下っていくという。
滑りやすい砂の斜面だが、どんどん追い越され、その姿はすぐに消えていく。バランスの悪い我々はゆっくりと下る。
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途中に大きな風障木のカラマツが並んでいて、風で飛ばされても受け止めてくれそうだ。
這っていないハイマツと風障木のカラマツの間を通り抜けて東斜面へ。
鞍部はなだらかな道だ。
安曇野側に向かう北中川谷の向こうに有明山が見えた。
西斜面を登っていくと木々に囲まれた岩場に複数の踏み跡がある。
右斜面をそのまま進んで樹林帯に入り、左折して回り込む。
すると先の尖った岩場に着く。ここが為右衛門吊岩と呼ばれているところなのだろうか。標識があったのを見落としたのか、それとも為右衛門吊岩はもっと先にあるのだろうか。
向こうに大下りの頭が見えている。
ここから再び東斜面へ。
と思ったら、直登するのだった、7時32分。
この区間の花


※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)

「ヤマケイ アルペンガイド7 槍・穂高連峰 北アルプス」(渡辺幸雄 2008年 山と渓谷社)