2010/08/28

2日目-11 大天井の長い尾根

大天荘まで下りてきたが、まだ10時10分。しかし、この先で食事をするような場所があるかどうかわからないので、大天荘のテーブルを借りて早めのお昼にした。
遅くても3時、夏山の常識からいうと2時には常念小屋に着きたい。予定より早く出発、10時58分。
槍がまだ見えている。ここから大天井ヒュッテの方へ下る道もある。
最初は西斜面のなだらかな道。振り返ると大天井の頂上に人が見えた。
そのまま西斜面を通るのかと思っていたが、すぐ先で登山道が左へ曲がっていた(地図で「く」の字のところ)。
登山道は大天井の南斜面を東へと横切っている。常念はよくわかるが、東天井と横通はどれだろう。前に見えている登山道のあるのは低い尾根。その向こうの丸く残雪のあるのが東天井かな。
東へ進んでそこから南下していく。下に残雪が残っているところは低い尾根道。
尾根道をひたすら歩く。
南端には奇岩が並んでいて燕岳のようだった。やっぱりここも花崗岩の山。
ここから下りとなる。槍を時折眺めながらの縦走。
20数年前は6月初めに通っているが、まだ雪もたくさん残る時期だったので、その時は雪というクッションのため地面の凸凹をあまり感じなかった。楽な尾根道だったという印象と今回とはだいぶ違った。
その上加齢でバランスが悪くなり、下りが苦手となっている。
あの残雪が3つ並ぶ山が東天井(2814m)。ここからだいぶ下ることになる。
そしてようやく大天井(おてんしょう)と東天井(ひがしてんじょう)の境目に到着、11時39分。
この区間の花


※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)