2010/09/08

3日目-7 一ノ沢を下る2 胸突八丁まで

最終水場の標識のところから小さな流れに架かる橋まで下りてきた。
ここからはいろんな種類の花が咲いていて、なかなか早く歩けない。
地図はこちら
流れに沿って歩いて行く。流れと登山道があまり変わらない高さ。
と思ったら、すぐ先で谷は深くなり、その先に残雪が見える。
薄いガスが上がってきた。道の脇にはハクサンオミナエシがびっしりと咲いているので、写そうと振り向くと、別のグループが追い上げてきた。
競争ではないのだが、あまりゆっくり歩いていると、タクシーの時間に遅れるのではないかと心配。
さっきの人たちが向こうの崖の道を歩いている。少し離れたくらいにいてくれると、先がどうなっているかわかるので有り難い。
ガスっているが雪の残る一ノ沢に出たらしいことがわかる。
階段?の脇に咲く小さな花はセンジュガンピ。昔山男が1つ撮っただけで行ってしまったので、山姥が群生を写したが全部ピンボケだった
常念乗越から最終水場と比べると、登山道自体の傾斜はずっと小さいが、ジグザグを何度繰り返しても一ノ沢には着かない。谷はずっと下にある。
補強されているものの、道は狭く斜度がきついのでお花畑という感じで写すことは不可能だ。
上の写真から更に6分歩いて一ノ沢に出た。先ほど追い越して行った人たちがゆっくりと休憩している。
水は中央を流れ、両端に雪が残っている。
やっと胸突八丁の標識があった、10時18分。20分のところを23分ほどでやってきた。
一ノ沢の上流側。
そして下流側。
20数年前のことなので、どこからどこまでなのか覚えていないが、6月初めというとこの辺りはかなりの雪が残っていたので、登山道ではなく雪の上を歩いて下りた。
この区間の花

※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)