2010/09/09

3日目-8 一ノ沢を下る3 烏帽子沢まで

胸突八丁からはしばらく河原を歩くことになった。雪はここで終わり。
地図はこちら
10分ほど歩くと壊れた道標があったが何と書いてあるのかわからない。登山口まで2時間ということだろう。果たして我々が2時間で着けるだろうか。
矢印に従って川を丸太橋で渡る。
地図の通り左岸の道は崩壊したままだ。
しばらくは右岸、というよりも中州のようなところを歩くことになる。
花は多かったものの、荒れた道が続いた。この小さな流れを渡って右岸に出たと思っていた。
悪路が続いたがやっと平たい道になったと思ったら、またひどい道になってしまった。
健脚の人達はこんな道でもさっさと歩いて行けるのだろうが、バランスの悪い我々はどてどてと横揺れしながら進むので、なかなか距離を稼げない。
この先は一体どうなっているのかとうんざりしたところで左岸へ移る丸太橋があった。
笠原沢に着いたのは11時。胸突八丁から38分かかった。ここから600mも下るのか。
また丸太橋を渡り沢に沿って歩く。
左岸も我々には歩きにくい道だった。
小さな沢にも丸太橋が渡してある。この先もかなりの下りとなっていた。
枯れ木が横に倒れているのか、道の脇に置いてあるのか。
平たい道になるともう急坂は終わりかと安心するが、先にはまだまだかなりの下りが待っていた。
そして、ハシゴのような階段を下りていくと、
水のない広い沢があった。
ここが烏帽子沢だった、11時31分。下りの中間点あたりになる。
胸突八丁からここまで1時間10分かかった。あと10分で王滝ベンチまで行けるだろうか。
この区間の花


※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)