2010/08/23

2日目-6 大天井の分岐へ1

幸い8割方登ったところで左へそれ、また東斜面のなだらかな道を歩くことになった。お花畑になっているので楽しめる。
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その後は右に折れて、しばらく階段のような丸太の梯子のようなものの連続となる。つまり急登だ。
『ヤマケイアルペンガイド7』は、為右衛門吊岩の下を通り過ぎると、木で組まれた階段を登って稜線に上がるという。この付近に為右衛門吊岩があるのだろうか。結局為右衛門吊岩がどこかわからなかった。
急登の後は緩斜面。まだ大きな木があるので標高はかせいでいない。
回り込んで花崗岩が風化して砂に戻ったもろい斜面をよじ登る。
そしてまた東斜面のお花畑を歩いて行くと、稜線の切れ目から大天井が顔を覗かせている。
槍はまだ雲の中。
うわー、これを登るのか。
登り切って東斜面へ。鞍部からまた西斜面に出ると大天井が見えた。槍はまだ出ていない。
ロープが両側に張られた平たい道をしばらく歩く。コマクサは保護されているのでたくさん咲いている。
先ほどから見えていたこの山は、人の踏み跡があるようなので、また登らなくてはならないのだろうと思っていたが、ぎりぎりのところに東斜面へ向かう道があり、少しでも楽ができるとほっとした。
ヤマケイアルペンガイド7槍・穂高連峰』は、柵で保護されたコマクサが咲く道を通り、2699mの小ピークに出る。大下りで下った文を登り返したことになるという。これがその小ピークだろう。
でも大天井はまだ遠い、8時7分
この区間の花


※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)

「ヤマケイ アルペンガイド7 槍・穂高連峰 北アルプス」(渡辺幸雄 2008年 山と渓谷社)