2010/09/03

3日目-3 常念へ2

下から山頂に見えたところはまで行くとなだらかな斜面が待っていた。頂上はもっと先。
しばらく日陰を登っていく。ミヤマダイコンソウの群落がこんなところにあった。
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「8合目」とペンキで大きく書かれた岩を越えて日の当たる斜面へ。
ますます岩が大きくなってきた。歩きにくい岩場。
やっぱり常念も花崗岩の山。こんな奇岩が現れた。
奇岩群を過ぎるとまたガレの登山道となった。
山姥はずっと左胸が痛むが、息をするのが苦しいなどということはない。それに痛いのは肋骨の中というよりは外のようだった。ストックを突いて筋肉痛でも起きたのだろう。
振り返って昨日歩いた縦走路を眺める。
東天井の南斜面は庭園のようだ。東天井越しに見える妙な形の峰は剱の八ツ峰?
前常念への分岐、7時3分。ここまで1時間のところ14分も長くかかってしまった。
分岐からなかなか頂上に着かない。
頂上に登る寸前に残雪に気がついた。そして遠くには御嶽山。
やっと登り詰めた頂上はかなりの狭さで、とても周囲を眺めることなどできない、7時14分。
※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)