晴れた日なら落雷の心配があるので、午後2時までに山小屋に到着するのが山の常識だ。私は3時と思っていたが、2時と書いてある本が多い。今年は他の山に登ったりして体を鍛えることができなかったので、どれくらい時間がかかるか心配だったが、まあまあのペースで登ることができた。そして、2時頃に到着することができた。





明日の硫黄岳から夏沢峠を往復して美濃戸まで下りるという予定を言うと「無理のない行程ですよ。6時に出発して下さい」と言われた。やっぱりなあ。実は7出発の予定だったが、遅いように思い出したところだった。
「夕食も朝食も5時半からです」と言われる。小屋では到着順に食事の時間が決められることが多い。早く出発するためには早く到着することが必要だ。お弁当にすれば好きな時間に出発できる。

我々は明るい上の段にした。窓から3・4の敷き布団だ。まずは着替え。暑くなくても汗びっしょりだ。そして小屋で使うもの以外はリュックに戻して奥の棚に置く。窓際の夫婦はよく眠っている。落ち着いたところで写真を撮る、14時43分。

夕食のアナウンスがあり、食堂へ行く。だいぶ並んで、座布団とトレイを受け取り、空いたテーブルへ、17時35分。

消灯は午後8時だが、皆おとなしく布団に入っているので、誰かが早めに照明を消した。
我々の段には7人。ということはこの部屋には最低28人が寝ている。廊下側の戸を閉めているので、なんぼ高山で外気温が低いといっても、部屋の中は不快なくらい蒸し暑い。
この区間に出会った花々