2006/07/30

八ヶ岳10 翌朝

翌朝、4時前から起き出す人もいた。窓の外は相変わらずガスっている。これでは日の出は見られない。
その後外に出ていた人が戻ってきた。雨らしい。それなら迷うことはない、下山だ。

アナウンスがあったので朝食に行く。昨日と同じく自分のトレイと座布団を持ってテーブルに着く。 小雨が降っている。皆色とりどりのカッパとリュックカバーをつけて、それぞれの方向に出発する。右手に行けば横岳、あるいは地蔵尾根を通って下山だが、急傾斜の地蔵尾根を雨の中下山するのは危険なので、我々は左の方に行く。また赤岳の頂上に出て中岳方面へ。雨は降ったりやんだりだったが、風が強い。カッパを着て風にあおられると、カッパが膨らんで風船のように飛ばされそうになる。
丈三郎道との分岐をうっかり見落とし、昨日コマクサを見た近くまできて、丈三郎道ではなかったかと分岐まで引き返す。中岳のコル回りになっては遠回りだ。
しかし、こちらに下りてくる人たちがいた「丈三郎道は風が強いから中岳のコル回りの方がいいですよ」と教えてくれたので、我々はまたもやUターン。 

中岳のコルには8時12分に着き16分まで休憩。ここからは段々樹林帯になるので、雨や風は一安心だ。 
丈三郎道との合流点に8時50分、行者小屋に9時に到着。ここまで来れば水は必要分以外捨てる。9時10分出発。
やまのこ小屋には11時に到着。いつもよりも下山のペースが速かった。
またいつかこのコースを登りたいが、今度は硫黄岳から赤岳に縦走したい。

今回は、デジカメ・ビデオカメラの電池の充電ができないことと、写真を撮りながらでは時間が掛かりすぎることが気になっていたので、いろんな花が咲いていたのに撮らなかったことが残念だった。低いところの花は下山中に撮ろうと思っていたが、雨だったのでカメラ類はリュックの中に収めてしまったので、1枚も撮らなかった。