2006/09/20

第3日 5 一瞬見えた

子供連れ集団にあっさりと追い越された。大きなリュックを担いでいるのは子供の分?それともテント?向こうからも子供がやってきた。その後方から親がひいひい登ってくる。ここはグループがちょうどすれ違う場所なのか草がない、9時26分。
谷を見下ろすと小さな雪渓がある。記憶では、先程休憩した谷とこの谷は別だ。この谷もすぐ先で落ち込んでいる。雪解けの季節には滝になるのだろうか。少しずつ雲が切れてきたようだ。このように谷が終わればまた次ぎに似たような谷が現れるという繰り返しだった。
シモツケソウが咲く斜面の向こうに、やっと八方池が見えた。その先で道は右へ曲がり急坂になった。そして咲いていたニッコウキスゲ。日が照ると暑い、9時37分。続いて左へ曲がるとなだらかな道。ワレモコウにトンボがとまっているのを見つけ、写真を撮ったりしてまた時を忘れる。
足元に気を付けて、などと言って上を向いたら向こうに峰が見えた!ひょっとして、と小走りになる。ガスに隠れないうちに見たい!9時43
道は谷に出合う。昨日歩いた山だ、9時44分。左の方に不帰キレットが見えているかも、と下に向かう。
見えた、不帰キレット!もっと下に行ったら全部見えるかも。しかし、ガスが濃くなってきた!
なんとか間に合ったがピントが合わなかった、9時45分。
この区間の花々