追い越され、追い越され、更に追い越されと、追い越され続けながらの山歩きの記録です。これから登ろうかという人たちへの参考にはなりません。どちらかというと、山に登ってみたいと思いながら実現できない人向けです。実際に歩いたらこんなもんかなあと思ってもらえれば幸いです。
2008/08/04
1日目-4 摩利支天乗越経由で
御嶽山は2度お池巡りをしているが、摩利支天山には登ったことがなかったので、今回は行ってみたかった。しかし、午後の天候がどうなるかわからないので、まずは剣ヶ峰をめざす。
『山と高原地図39御嶽山』には、五ノ池から白竜教会まで行く直前に危険マークがあったので、これについて山小屋の人に尋ねた。
まだ雪渓が残っているのと、斜面の岩がしっかりしていないので、通らないで下さい。摩利支天乗越経由で行って下さい
ということで、左に向かう平坦そうな道ではなく、摩利支天の稜線を登るコースに向かう、10:30。三ノ池の北面には雪渓が残っている。三ノ池の向こうの稜線を歩いている人たちがいた。楽そう。 真っ黒な土の斜面にきた。異様だし、なんとなく他のところよりも熱い気がする。振り返ると継子岳、その手前に五の池小屋そして五ノ池が見えた。 剣ヶ峰が遠くに見えている。池の形がだいぶ違って見える。振り返ると継子岳にガスがかかり始めている。道が稜線から摩利支天の北斜面へと変わと、先ほどまでの溶岩が地表で固まったようなごろごろした石はなくなり、凍結破砕のやや大きなガレ場になった。
上を見上げると我々を追い越していった健脚組や下りてくる人が見えた。人が見えると道を踏み外さずにすむ。大きな岩があった。この先でまた左上に折れる。ガスで継子岳はほぼ見えないが、どうも今日はガスがかかっったり、切れたりの繰り返しのようなので、雨の心配はないかも。 岩場をジグザグに登り詰めて左上の文字の書いてある岩にむかう。そして右方向へ。 そこが摩利支天乗越だった、標高は地図では2.950mくらい、10:57。
こちらもガスがかかり始めた。剣ヶ峰はかろうじて姿を現している。ここから摩利支天頂上に向かう人は少ない。 白竜教会、というよりもサイノ河原避難小屋の建物を目印に下っていく。その先はアルマヤ天というピーク。 結構ジグザグに下ってきた。またコマクサを見つけて撮っていると昔山男は気づかずに行ってしまう。剣ヶ峰はまだ見えている、11:07。
この区間の花
※参考文献
「山と高原地図39 御嶽山」(3008年版 昭文社)