2008/08/19

2日目-1 日の出と山望

朝食が5時からで、日の出が4時40数分頃ということなので、4時半に目覚ましをセットしていたが、4時前に非常灯が点灯して目が覚めた。あちこちでごそごそ支度を始めていたので、我々もリュックを詰め直した。
外に出るともう外は白んでいる。飛騨頂上まで歩いていくと中央アルプスの黒い山並みを越えて富士山が目に入った。南アルプスも3000m級の峰が顔を出している、4:41。 仙丈の左には甲斐駒、そしてその続きのノコギリも見えている。 薄雲がかかっているらしく太陽は出そうで出ない。 やっと姿を現した。赤い太陽ではなく黄色い太陽だった、4:46。摩利支天の上には月があり、西の空も地平線近くが赤く染まっている。 日の出の太陽の動きは速い。すぐに太陽は雲の上に出てしまった。摩利支天は朝日に染まっている、4:48。 もうまぶしくなってしまった。太陽と南アルプスの間に八ヶ岳が雲の上に出ている。 5時前に食卓につく。 継子岳目指して出発。 乗越から北へと向かう、5:43。ところが継子岳への登山道が見当たらない。五の池小屋裏の飛騨頂上神社にも登ってみたが道はそこで切れていた。どの道が継子岳に繋がっているのかわからなかった。
雪渓に踏み跡があるよ。やっぱりこれが登山道や
歩いていると頂上神社のへりで休んでいた人が教えてくれた。
道は向こうですが、そこからも行けますわ やっと正規の登山道に出た、下はコマクサの群生地、5:54。右側の山の影が雲に映っている。そして遠くには白山連峰。 昨日は御嶽山の峰は見えたが、周囲の山は全く見えなかった。今日は雲海が下界を埋め尽くしているが遠くの山が見渡せる。継子岳からの展望が楽しみ!

※参考文献
「山と高原地図39 御嶽山」(2008年版 昭文社)