2008/09/01

2日目-5 甲斐駒の取り付きまでは登ったり下ったり


9時過ぎに駒津峰を下り始める。目の前にそびえる甲斐駒の取り付きまでは、小さな峰を登ったり下ったりの繰り返しとなる。地図で見ると距離は短いのに時間がかかるのはそのためだ。
我々が甲斐駒の写真を撮りにこのあたりまできたら、先ほどの黄リュックのおっちゃんが出発していったが、もう向こうの峰を登っているのが見える(矢印)。やっぱり健脚やね。  少しくだって小さな峰を越え、さっき見えていた峰を下る、9:16。ギザギザの稜線の右に登山道が見えている。 甲斐駒にガスがかかり始めた。どれが登山道だろうと見回すと、かすかに道が見えた(後日人が写っているのがわかった)。
底まで行くと、左の険しい斜面が見えて、そこを通るのかとおもったら、右矢印があってほっとした。どこからか上級者コースが分かれるらしいのだが、それがここなのかよくわからない、9:21。 少し登った先には急な下りが待っていた。先にさっさと通っていったルートをゆっくりと下りて、木々の中を通る。 この辺りで、甲斐駒と同じ花崗岩の大岩が出てきた。そしてまた登りだ。せっかく登ってもまた下るので、一向に高度を稼げない9:33。ガスの向こうに甲斐駒の白い岩壁が見えた。いよいよ登りだけになってきた。 と思ったら、また下りがあった。ダケカンバの大きな木があって、標高がだいぶ下がったのがわかる。 さすがにここからは登りだろう、9:45。甲斐駒の山腹を登りだしたようだ。 
この区間の花

※参考文献
「山と高原地図41北岳・甲斐駒 南アルプス」(2008年 昭文社)
「山が楽しくなる地形と地学」(広島三朗 1991年 山と渓谷社)