藪沢を越えるとガスってきた。こうやって見ると幻想的だが、歩いているときは雨が降るのではないかと不安だった。 藪沢小屋は廃屋になっていた。ロープやワイヤーが張ってあるので、どこを通ればよいか迷ったが、越えて進めという立て札があった。 少し身をかがめると水が飲める、手頃な流れ。 比較的大きな流れを越える。こういう流れは水を飲みにくい。そしてやや登り加減になってきた。 この岩はいつも濡れていて滑りやすいのか、一帯にロープが張ってある。颯爽と歩いているつもりだったが、こわごわ歩いているみたい。 木の橋のようなものもあった。 カイタカラコウの群落を抜けるとまた別の沢を渡る。こんなにたくさん沢があったかなあ。 木が高くなり、明るくなってきた。 大滝ノ頭に到着、12:59。地図で35分のところを40分で通過。記憶していたよりも距離があったので、もっとかかったのかと思っていた。水を飲んですぐに出発。地図では1時間半。15時の臨時バスに乗れるかも。
この区間の花
※参考文献
「山と高原地図41北岳・甲斐駒 南アルプス」(2008年 昭文社)