
明日の朝食は5時からという。5時出発の予定なので弁当にするか、5時に朝食を食べて も目的地に十分に着けるのか聞いてみた。すると我々ではわからないので、解説員がいるから聞いてくれとのことだった。
すぐに現れた解説員は、何と「今日それだけ長い時間かかったのなら、明日は天狗山荘に泊まって、翌日唐松頂上山荘に行くことを勧める」と我々のこれからの予定をひっくり返すようなことを言うのである。「天狗山荘から唐松頂上山荘までは地図では点線になっている。一般コースではない」と。
以前に唐松頂上山荘から白馬岳へ反対コースで来たことがあると言うと「その時は朝で元気な内に不帰嶮を通り、今回は疲れてから不帰嶮を通るという違いがある。我々は天狗山荘まで6時間のコースと考えている。1日に歩けるのは6、7時間だ。天狗山荘に着いて、その後どうするか決めるように」と言われた。
遅れているのに更に時間がかかってしまった。とりあえず明日は弁当にすることにして、予約していた個室に行った。疲れているが、そこまで言われると白馬岳に行くのは今日しかない。水だけ持って受付で白馬岳までの時間を聞くと35から40分くらいとのことだった。「夕食が5時からですから、それまでに帰ってきて下さい」と言われた。雷の心配はなさそうだ。







そして早朝から大雪渓を登っている人も見えた。その時昔山男もかつて山男だった頃大雪渓を登ったという話を聞いたのに、今回は「大雪渓は登ったことがない」「アイゼンは付けたことがない」などと言うのであった。
帰宅後昔のアルバムを探していたら、ちゃんと写真が残っていた。
動かぬ証拠
この区間の花々