

白馬鑓ヶ岳と鹿島槍ヶ岳の間には明日目指す唐松岳と3日目に通過する五竜岳がある。先程の解説員に「今日五竜とどこかで1名ずつ滑落死した。お盆中は登山者は少ないのに事故は増える」と聞いて、ズルッと足を滑らせて落ちていく昔山男の姿が目に浮かぶ。「明日は今日よりも雷の確率が高くなる。不帰嶮(かえらずのけん)は危険箇所なのでみんな注意して通過するため滑落事故は起きていないが、落雷で死んだ人はいる」と言われると、岩の上で雷に打たれる昔山男の姿が目に浮かぶ。大丈夫だろうか?



この山小屋はセルフサービスで、自分の好きなものを取ることができる。おかずのお代わりも自由だ。



有難いのはハンガーが何組か右上の棚にかけてあったこと。汗で湿ったズボンや長袖シャツなどを干すことができた。

何時頃だろうか、突然懐中電灯で顔を照らされたようにまぶしくて目が覚めた。東側に窓があったため、半月が煌々と部屋を照らしているのだった。カーテンがなかった。
黒部湖を見に行く