2006/08/22

第1日 2 白馬尻

9時過ぎ、やっと山小屋が見えてきた。晴天なので暑い!25℃もある。 村営白馬尻荘はプレハブで、毎年シーズンが終わると解体するらしい。我々がこれから行く山の様子が描いてある板を近くで見たいし、白馬岳と一緒に撮りたいのに、鉢巻親父がどいてくれない。このおやじは登山者ではなく、山小屋のおやじだ。
ここでトイレ(どこの山小屋でも100円)と水の補給(水の豊富なところでは無料)など20分ほど休憩。

歩き始めると左手に美しくない残雪があった。雪が解けたところには芽が出ている。サンカヨウの葉らしい。エンレイソウの黒い花もあった。残雪ともう1つの山小屋の間にキヌガサソウの群落があった。遠くから見ると輪生する大きな葉とその中央の白い花が衣笠を思わせ立派なのだが、道ばたに並んでいるとあまりの大きさにいとつきづきしい花だ。「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」と石に書いてある白馬尻小屋が正面に見えてきた。その横を通って裏手に出ると、土産物屋のようなにぎやかさだった。日陰なので店の前の大きな寒暖計は18.5℃を示している。冷たい風にほっとする。右手にかなり解けた雪渓が見えてきたのだが・・・ 白馬尻でアイゼンをつけると思っていたのに、雪渓が減っているのか、いつまでたっても山道だ、9時30分。暑い!
       この区間の花々