その人の後ろを通りながら「葱平はどこやろ?」と言うと「 この辺りが葱平ですよ。平たくないんですがね」とその人が教えてくれた。自然観察員か監視員と書いた腕章をつけていた。大岩の下の人たちはすぐには出発しそうになかったので、ついでに「どこか休めるところはありますか?」と聞いた。「狭いですが、ところどころあります。良かった。少し登ると目立たないベンチがあるのに気付いた、お昼にしょう、11時57分。ここが葱平、予定では11時40分着なので20分ほど遅れている。

食事休憩は40分みているが、45分かかってしまった。更に予定より遅れそうだ。何故時間をそんなに気にするのか。それは午後2時までに山小屋に入るというのが夏山の鉄則だからだ。それでなくても、白馬岳山頂を往復して山小屋に戻るのが14時20分と、2時を過ぎる予定になっているのだ。
何故2時かというと、落雷の心配があるからだ。いうと、落雷の心配があるからだ。特にこのような晴天の日は午後の雷が怖い。






