2006/09/14

第2日 14 不帰ノ嶮3峰

またハイマツの斜面となったが、前方に尖った峰が見えてきた。あれが不帰3峰の頂上だろうか。道は右の岩峰を巻かず尖った峰に向かってついている、13時8分。

尖った峰に近づいたが、この岩峰を右に巻くらしい。回り込んで登るのだろうか、13時14分。右へ回り込んだが、先程の峰は登らず右側を下るようだ、13時17分そして乗越のようなところに出た。不帰3峰は頂上に登ることなく過ぎてしまった。正面の丸い峰は唐松岳だろう、13時19分。
右の峰を登ったらまた下って唐松に登り返すなどということになっていなければ良いが。またガスが出てきた、13時22分。
昔山男はバテバテだが、ゆっくりでも前進しよう、13時30分。晴れてきた!もう少し、13時36分。
頂上にいる人の声が聞こえる、13時40分。 13時41分、滑落することなく、雷にもあわず唐松岳頂上に到着。予定では14時20分だったので、昼食を非常食を食べることで短縮した20分を差し引いても20分早く着いたことになる。下りは遅いが、雪彦山が近くにあるおかげでクサリ場に慣れているから早くこれたのだろうか。
解説員はこのルートを破線で一般向けではないと言ったが、古い地図では確かに破線だが、新しい地図では実線になっている。今日朝から右側に見えていた剱岳や槍穂高縦走で通過する大キレットの方がずっとすごいと思うのだが。

剱も雲の間から見えている。奥の人はスケッチをしていた。唐松岳には八方尾根からリフトやゴンドラを乗り継いで割合楽に登って来られるのだ。 
昔山男はだいぶ前から写真を撮る余裕もなくなっていた。せっかくの唐松岳頂上なのに遠くの山々を遠望する写真も撮っていなかった。

それで明日はどうするのか?「縦走は止めて八方尾根から下ります」という。縦走して、五竜の頂上まで行って引き返して、五竜山荘に泊まって遠見尾根へ下りることもできるよ。「いや、八方尾根にしときます」と、先程までの根拠のない強気な発言はあっさりと撤回した。
 そして言った「こんなに息が切れたり足がよろついたりする原因に今気がついた。太りすぎや」今まで気がつかへんかったんか?


     この区間の花