2006/09/02

第2日 2 杓子岳へ

我々より先に杓子岳を目指す人もいれば、三脚を構えたり、花の写真を撮ろうと探し回る人もいた。我々は花も景色も写したいし、できるだけ早く歩きたい。雷に撃たれないように。もっとも、昔山男は「急いで歩いて足を滑らせて滑落死するよりも、雷に撃たれた方がまし」と言うのだが。 杓子岳までの道が見える。なだらかそうだ。しかし丸山の下りは結構急だ。下りは特に気を付けよう、5時22分。この下りが思ったより長い。日陰なのが助かる。 まだ下る。丸山と杓子岳の間に最低鞍部というところがあったのだった。日向に出てしまった、高山でも直射日光は暑い。
剱岳と立山連峰にもだいぶ日が差してきた。04年夏に登った時は剱岳は曇ったり日が差したりで、あんなに天気が良くなかったなどと話をしながら下っていく、5時32分。先程の凹部が最低鞍部だったのだろうか。緩やかな登りになった、5時41分。
登った先にまだ登りがある。杓子岳は近いように見えたが、歩くと距離がある。
そう言えば、01 年夏に杓子岳から白馬岳方面に縦走した時は、ガスってきて先が見えず、いつまでたっても頂上宿舎に着かないので不安になった。向こうからやってきた人にあとどれくらいかかるか聞いたら3時間と言われ、げっそりしたのを思い出した。もちろんそんなにかからずに着いたのだが。

先程の山も右に巻いて、やっとここまで歩いてきた、5時55分。それにしても、屋根のような妙な形の山だなあ。
この区間の花々