2006/09/04

第2日 4 白馬鑓ヶ岳

もったいないくらいの晴天。ここを登りきれば何かありそうだ、7時5分。間もなく白馬鑓ヶ岳頂上と天狗平との分岐に到着。白馬鑓ヶ岳も01年に登ったので、先を急ぐ我々はパスすることにした。
ここから見ても杓子岳の頂上に登った時のことを思い出せない。杓子岳の向こうは小蓮華山、その右側の一段低い緑の山は白馬乗鞍岳、栂池へと続く縦走路をその翌日歩いたのだった。
小蓮華山に続いて白馬岳。手前には丸山と杓子岳の間の最低鞍部の丸山側の斜面が日が当たって、こちらの杓子岳側との間のくぼみがはっきりとわかる。
視線を左へ向けると剱岳と立山連峰のどっしりした山塊が雲一つなく姿を現している。だいぶ剱とは東西に近づいてきた。鹿島槍ヶ岳と剱岳が、また針ノ木岳と雄山(一般に立山と呼ばれている)がほぼ東西に並んでいるのだ。雄山の向こうには薬師岳も見えてきた。
更に左に移すと、手前に天狗ノ頭、その向こうに双耳峰の鹿島槍ヶ岳、そしてずっと奥に見えた! 
槍・穂高も全く雲もガスもかかっていない。
これくらいアップにすると鹿島槍ヶ岳の手前に五竜岳が、その手前に唐松岳があるのがわかる。更にその手前のごつごつとして陰の多い峰が不帰嶮(かえらずのけん)だ。ここで雷に撃たれるかどうかは、これからの歩きにかかっている。
もっと左を向くと八ヶ岳が寝そべっている。その右上の盛り上がりが、雲海から顔をのぞかせた富士山である。
白馬鑓ヶ岳頂上