2006/10/26

2 5合目から8合目まで

5合目を過ぎるとすぐに行者コースとの合流点がある。下に見える元谷はいつ来ても砂防工事の音がする。向こうの低い山も思ったより紅葉が進んでいた。
登山道が段々狭くなってきて、鉄の網に砂利を詰めたもので補修してある。数年前よりも道が上がった気がする。
6合目には避難小屋があり、その前のベンチで大勢の人が休憩している。10時58分到着、1時間半かかった。

ベンチの間を通って奥に行くと先程見えた三鈷峰に続いてユートピア小屋・象ヶ鼻・天狗ヶ峰・剣ヶ峰など大山の北壁が見えた。午前中なので黒っぽい陰影と日の当たるところの紅葉がくっきりと見えるのだが、同時に逆光となるためそれを写真にうまく撮ることが難しい。
人が多いので一休みしてすぐに出発する。ここから傾斜がきつくなるのだが、人が踏んで崩壊させては補修するという繰り返しで、現在ではこのような登山道となっている。
背の高い木はだんだんなくなり7合目にもなると上の方が見えるようになる。もうここまで来たかと思う時は元気な時、まだあれだけ残っているのかと思う時は調子の悪い時だ。
そして、調子の悪い時はこの辺りからバテて来る。
空は青くなってきたが、弓ヶ浜はまだ見えない。白い雲が大山に向かっているようだ。
道は広くなったが、急傾斜は続く。早く8合目の道標が見たいと思うところだ。
下界がよく見えるところで休憩している人たちがいる。大山の登山道の歴史という看板が私の視界を遮っているが、下を見ると8合目の道標が転がっていた。急傾斜はこの辺りまでなのでほっとする、11時35分。

この区間の花と紅葉