2007/08/29

第1日1 市ノ瀬より別当出合


午前5時起床。朝食は5時半から。前日、もっと早く出発したいなら弁当に代えられますと言われたが、前回も朝食を食べてから出発して大丈夫だった。昔山男はともかく、山姥は当時よりも健脚なのだ。
そんなに早く出発する必要があるのかなとも思ったが、白山は、もっと健脚の人は日帰り登山ができる山であるらしい。
昔の地名はなんといったのか、現白山市は「縄をかけて」運べるくらい固い豆腐やこんにゃくが名産なので、朝食にも使われていた 計画では、6時40分のバスに乗ることになっていたが、準備を終わってバス乗り場に行くと、ちょうど出るところだった。1人400円の切符を買って乗り込む。6時15分出発!空も青いし、予定よりも早く行動できてラッキー!
バスは深い森をくねくねと登っていく。ゲートで一旦停止。車掌が下りてゲートを開き、バスが進むとゲートを閉めてバスに戻ってくる。 その後は柳谷に沿った道を走るので、段々と向こうの山が見えてきた。どの山が見えているのだろう。ひょっとして白山の頂上? 6時半に標高1260mの別当出合に到着。切符を車掌に渡す。
白山は水場がたくさんあるが、ここで3本の水筒に水を満たす。身体に天然の非常食を十分備えている我々は、その1つに「動いて燃やそう」のアクエリアスアクティブダイエットとクエン酸を入れる。もっときつい山なら「持久系」のリアルプロにするのだが、この判断はどのような結果をもたらすのだろうか。
トイレも済ませて我々が出発する頃には、同じバスで来た人たちはとっくにいなくなっていた。ガスがかかってきたが、北アルプスを見たい我々は展望歩道を通るつまりなので、観光新道と分かれて砂防新道へ、6時45分。 鳥居の向こうの立派な吊り橋は2004年の土石流の後に架けられた。 117mもあり、下りて渡り、登り返していた昔の橋と違って通行が楽だが、高くなった分、吊り橋が苦手な人には恐怖かも。しかし、ワイヤロープでしっかりと支えられているので、中国山西省の懸空寺前に架かった短い吊り橋よりも揺れまへん。別当谷に架かる吊り橋から白山が見えているはずだが、どのあたりが見えているのだろうか。青空は左手に、雲は右手に見える。我々の行くのは右手の方なので心配になってきた。 しばらくは別当谷と甚之助谷の間をジグザグに歩いていく。登るという程の勾配も感じない程度なので、登りはじめが急登の山と比べてずっと楽だ。観光新道の尾根にもガスがかかってきた! ぬかるむところは木道になっていて、2年前よりも整備が行き届いている。前回もこのあたりは道ばたの草を刈ってあった。今年は刈られた草が少しのびていたが、花があまりないのが残念でもあり、道草を食うことなく登れるとも言える。