2007/09/04

第1日6 南竜山荘

登山者の8割くらいは最短の砂防新道を通るので、のんびりと花を撮りながら歩いていても、たまに追い越していく人や、下山者とすれ違うくらいだ。
しばらく花のない地味な景色を歩いていたら、突然ニッコウキスゲが大群落となって現れた。 と思ったら、エコーラインと南竜道の分岐点だった。そういえば2年前の夏はエコーラインを下りてきて、ここのニッコウキスゲの群落を上から見たのだった、10時5分。今回はまだ通ったことのないトンビ岩コースか展望歩道を登る予定だ。笹が多くなったら花は少なくなってしまった。
南竜山荘が見えてきた。
笹の間のなだらかな下りを歩いていくと、万才谷へと左カーブする地点から、エコーラインを下っていく人が見えた。

前方に見えているのは、石川県と岐阜県の県境の山々?南竜山荘の右側にテント場が見えてきた。


万才谷からの流れを渡る。立派な橋がついている。
2003年に南竜山荘に泊まった時は、このあたりではもう雨が降り出して、翌朝はどしゃぶりとなって、頂上はあきらめ、早々に下山した。その時の記憶では、こんなに道は整備されていなかった。 南竜山荘前に到着したのは10時20分。南竜道分岐から20分のコースタイムが35分もかかってしまった。やっぱり花がたくさん咲いていると時間がかかるなあ。
トンビ岩コースはここから南竜山荘の横を通っている。ちょっとだけ見えた青空に期待して、展望山道を登ることにした。 左にカーブすると平た~い草原が広がっていた。そして一面にイブキトラノオが咲いている。さっき姿のよくないイブキトラノオをあんなに撮影したことが、あほらしくなるくらいたくさん咲いている。 別山と展望歩道の分岐に到着。下山してきた家族が休憩していた、10時26分。雲の切れ間にのぞいた青空、もっと広がれ!
      この区間の花      

※コースタイムは昭文社の『山と高原地図43 白山』を参考にしています