追い越され、追い越され、更に追い越されと、追い越され続けながらの山歩きの記録です。これから登ろうかという人たちへの参考にはなりません。どちらかというと、山に登ってみたいと思いながら実現できない人向けです。実際に歩いたらこんなもんかなあと思ってもらえれば幸いです。
2008/07/30
1日目-1 濁河温泉登山口から湯の花峠
御嶽山は各地に登り口があるが、今回は濁河温泉の登山口から飛騨頂上に登り、頂上を巡って濁河温泉へと下山するコースを歩いた。
同じコースを3年程前に、同じ7月の連休に登ったが、ずっとガスっていて、お池巡りもできず、午前中に到着した五の池小屋にずっといて、翌朝もまたガスっていたのでそのまま下山した。今年は梅雨明けが早そうなので大丈夫だろうと再び挑戦した。 前日に濁河温泉にやってきたら御嶽山はよく見えていた(下の方の写真)が、当日になると曇って何も見えなくなっていた。前回の二の舞になるかも。運良く登山口の市営駐車場が空いていた、6:01。登山靴に履き替えたり、準備をして登山口で登山届けを提出。見えている山は摩利支天?右側にバイオトイレがあります。
草木谷の橋を渡るところから山歩きは始まる、6時半、予定通りだ。登り口が標高1.800mくらいある。
渡ったところに神社があり、境内から左側の道を草木谷に沿って進んでいく。 板の道、木道、土の道、石の道といろいろ変わるがかなり整備されている。そこを登山者が踏んでいくので次第に崩れていく。
途中で仙人滝を見る分かれ道があるが、下山時に回そう。 崖が崩れたところも、登山者が歩けるようにはしてある。 仙人橋に来た、6:48。依然として御嶽山は厚い雲の中。草木谷を渡ると高架の木道を通って深い森の中へ。 「10 ジョーズ岩まで200m」というプレートを過ぎる。42枚あるプレートの10番目にして初めてこんなプレートがあることに気がついた。
直立した大岩を木道で回り込む。ここも高架。このような板の道は濡れると滑るのだが、今回は乾いていて良かった。地図にも載っているジョーズ岩があった(木の後ろ)。ここで7合目らしい、7:11。木道の続くところで「14」を過ぎた。
カニコウモリの群落の間に道がある。右側は苔むした岩とそれに根を張った木々の壁だった。
すぐに「15」があった。 森の中を登るので蒸し蒸ししているが、暑くはない。
湯の花峠着、標高2.103m、7:30。ここが「16」だった。
少し休憩。右側に草木谷があり、目の前に見えるのは摩利支天からのびた尾根。 同じ昭文社の1991年の地図御岳では、濁河温泉登山口から飛騨頂上まで2時間半になっていた。昔の地図は中級者が基準になっていて(休憩時間を含まない)短いが、最近の地図は中高年の登山者が増えたため長くしてあると聞いたことがある。久しぶりに更新した地図では3時間半と1時間も違う上、それが休憩時間を含むのか含まないのかわからなかった。
御嶽山に登るために7月に入って大山や播磨アルプスと呼ばれるという高御位山(たかみくらやま)の縦走などをしたが、暑く熱かったため、正真正銘のメタボですと医者に太鼓判を押された昔山男はどちらも吹いてしまったので、今回はそんなに暑くないだろうと思ったが、念のために3時間半プラス休憩時間で、4時間として計画した。
計画では湯の花峠に8時着なので、かなりのハイペースとなったが、この先どうなるかわからないので、5分休んで再び歩き出す。
この区間の花はこちら
※参考文献
「山と高原地図39 御嶽山」(3008年版 昭文社)