小仙丈から仙丈頂上へ向かう、8:35。小仙丈カールが見え始めた。
地図はこちら 多少の下りもあるが、なだらかな尾根を行く。 小仙丈沢カールが全貌を現した。これからの登りが楽しみ! まだしばらく下りが続く。馬ノ背が文字通り馬の背のようになだらかだ。 馬ノ背に続く峰は意外と険しい。鋸岳の近くにあるだけのことはあるなあ。 ここからは急登。ジグザグの道を軽やかに下ってくる人たちと、頭を下げて重そうに登っていく昔山男。
この時は知らなかったが、登山靴が合わず、靴ずれやマメができていたのだった。出発直前に今まで履いていた靴の底が割れていることがわかり、急遽新しい靴を買ったが、足に馴染ませる時間がなかったのだ。 振り返ると小仙丈からの道と背後に甲斐駒・摩利支天、そして栗沢山が見えていた。 雲が切れてどんどん青空が広がっていく。 小仙丈沢カールの際の道まで来ると、見られるかと思っていたモレーンは隠れてしまい、向こう側しか見られなくなってしまった。 仙丈の頂上方面と、仙丈小屋のある藪沢カール方面に道が分かれている、9:24。
登ると小仙丈沢カールが迫ってきて、下ると甲斐駒が近づいてくる。
この区間の花 1 2
※参考文献
「山と高原地図41北岳・甲斐駒 南アルプス」(2008年 昭文社)