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多少の下りもあるが、なだらかな尾根を行く。
小仙丈沢カールが全貌を現した。これからの登りが楽しみ!
まだしばらく下りが続く。馬ノ背が文字通り馬の背のようになだらかだ。
馬ノ背に続く峰は意外と険しい。鋸岳の近くにあるだけのことはあるなあ。
ここからは急登。ジグザグの道を軽やかに下ってくる人たちと、頭を下げて重そうに登っていく昔山男。この時は知らなかったが、登山靴が合わず、靴ずれやマメができていたのだった。出発直前に今まで履いていた靴の底が割れていることがわかり、急遽新しい靴を買ったが、足に馴染ませる時間がなかったのだ。
振り返ると小仙丈からの道と背後に甲斐駒・摩利支天、そして栗沢山が見えていた。
雲が切れてどんどん青空が広がっていく。
小仙丈沢カールの際の道まで来ると、見られるかと思っていたモレーンは隠れてしまい、向こう側しか見られなくなってしまった。
仙丈の頂上方面と、仙丈小屋のある藪沢カール方面に道が分かれている、9:24。登ると小仙丈沢カールが迫ってきて、下ると甲斐駒が近づいてくる。

この区間の花 1 2
※参考文献
「山と高原地図41北岳・甲斐駒 南アルプス」(2008年 昭文社)