
昨日同様荷物を棚に預けて長衛荘の外に出ると、ちらほら人がいる程度。起き出しても皆が外のテーブルで弁当を広げるわけでもなさそうだった。途中で食べるのだろうか?
朝食を済ませて準備をしていると、旅行社主催の登山ツアーの参加者たちがバス道で準備体操をやっていた。そして仙水峠へ向けて出発していった。
我々は仙丈岳の登山開始、5:10。雨は止んだが、木々から水滴が落ちてくるだろうと私はカッパの上を着、リュックカバーを付けたが、昔山男は大丈夫と言って歩き出す。

明るくなったと思ったら森の向こうが透けていた。平たい尾根に出たところが一合目だった、5:35。意外と木から水滴が落ちてこないので、カッパを脱いだ。
ここからは平坦な道になるが、雨の後で、ところどころぬかるんでいる。丸太が渡してある箇所もところどころあり、水のたまりやすい土壌なのだろう。

この先で勾配のきつい荒れた道になっていく。






ここをまっすぐに上ると小仙丈経由で仙丈ヶ岳へ。右へそれると馬の背経由で仙丈ヶ岳へ。登りが苦手だった頃、馬の背経由で登ったら全然しんどくなかった。しんどいと思わずに登れた最初の山がこの仙丈ヶ岳なので、私の好きな山の一つとなった。
しかし、今回は昔山男が小仙丈経由で登ると言う。

この区間の花
※参考文献
「山と高原地図41北岳・甲斐駒 南アルプス」(2008年 昭文社)