昔山男のアルバムを探していると、4枚続きで白馬岳頂上から大雪渓を撮った写真が見つかった。画像の周囲に白い余白があり、その1辺に「78」と印刷してあった。約30年前のものだった。
拡大してみると、白馬岳頂上の信州側が断崖絶壁であることがよくわかる。
しかし、これだけでは大雪渓を登った証拠にはならないと言うと思い、もう1つの写真も探し出していた。これは大雪渓にいないと写せない景色だ。今年の写真と比べて雪が多いことがわかる。季節的にはお盆より早かったのか、当時はお盆でもこれくらい雪が残っていたのかは不明である。
これらの写真を見た昔山男は「30年もたったら登ったかどうか忘れる」などと言うのだった。さすがに「大雪渓は登ったのではなく下りたのだ」とは言わなかったが。 白馬岳頂上 今年の大雪渓の残雪量