2010/08/10

1日目-6 合戦小屋から合戦沢の頭まで

ゆっくり休憩して9時39分に合戦小屋を出発。また森の中をあるくのかと思ったが、高い木々はもうなかった。
合戦尾根の地図はこちら
10分ほど歩くと稜線の向こうに槍ヶ岳が顔を出していた。
雲が多いが小槍まではっきりと見えている。
尾根はもう狭いがそれでも登山道はところどころ巻いている。
南アルプスが再び見えた。左には富士山があるはずだが、周りに雲が出てほとんど見えなくなってしまった。
大天井(2921.9m)から常念(2857m)に続く山々。しかし常念の頂上は横通岳(よこどおし、2767m)に隠れて見えない。横通は東天井岳(ひがしてんじょう、2814m)と共に頂上には登らない山。
右手にはと針ノ木岳(2821m)がどっしりとした姿を見せていた。
頂上部が「山」の字のように3つ突起があるのと幅広の円錐形をしているので見分けやすい山。
そして目指す燕山荘(2704m)と燕岳(2762.9m)。木に見え隠れして北燕岳(2723m)も姿を現した。
白いのは花崗岩。風化した奇岩が見られる山。
雲が頂上にかかった四阿山(2333m)から志賀高原の山々までが展望できる。
写真の小さな黒いものはトンボです。
左から登り切った(というほどでもないが)ところが合戦沢の頭だった、10時5分。常念山脈から燕岳への尾根のへこんだところに槍ヶ岳。高度が増したので、姿がよく見えてきた。
この区間の花

※参考文献
「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳」 (2010年 山と渓谷社)